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ギリ東京住みのサラリーマン

22. 福島

福島県出身の友達の実家へ遊びに来ました。

 

国道6号をドライブしました。

 

福島県は大きく縦に三つの地域に分けることができて、左(西)から

会津中通り浜通り

 

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と呼ばれています(適当な図ですみません)。

 

http://www.jma.go.jp/jma/kishou/know/saibun/fukushima.pdf

(ちゃんとした図)

 

国道6号はこの太平洋側の浜通りを縦断する通りで、相馬市南相馬市浪江町双葉町大熊町楢葉町広野町いわき市と通っています。

 

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南相馬市の鹿島という町で見た一本松です。奇跡の一本松というと、岩手県陸前高田市気仙沼のものが有名ですが、南相馬市にも奇跡の一本松があります(知りませんでした)。

南相馬市津波の被害が甚大だったようで、この市だけで死亡者は1121人に及んだそうです。

 

東日本大震災における死者・行方不明者数及びその率(県別および市町村別)

 

こうして現地に立つと、今までなんとなく聞いていた被害というのが具体的に想像でき、6年前の3月11日起きたことの恐ろしさにゾッとします。

 

辺りは更地で、瓦礫とかはもうありませんでした。広い平地にたくさんの太陽光発電のパネルが並べられていました。

 

また、そこの工事現場に展示されていたパネルには、新しい堤防についての説明が書いてありました。想定を超えた堤防では防ぎきれない大きな津波が来ても、堤防自体は壊れることのないようにする工夫が説明されていました。

 

 

ドライブの出発前、福島市内の区役所で「ガイガーカウンター」という放射線量を測るマシンを借りた(無料で借りられました)のですが、流石に、福島第一原発の周りの放射線量は高かったです。

ただ、そこで撮った写真を見直したら、撮った写真がこれしかありませんでした。

 

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地面に置いてあるガイガーカウンターとか全く信用できないですよね笑。

もう少し、ブログを意識した写真も撮れるようにならねばと反省しました(別にブログを書くために観光したり、写真を撮ってる訳ではありませんが)。

 

この単位はμSv/hです。細かい説明はよくわかっていないのでしません。ただ、今回の旅行で見た範囲では

 

福島市内 0.03 ~ 0.2 くらい

居住制限区域 0.1〜2.5 くらい

福島第一原発近く 7.0くらい

福島第二原発近く 1.5くらい

 

みたいな感じでした。

(測り方とかも適当で、うろ覚えなのでただの旅行の感想だと思ってください)

 

ただ、こう放射線量を見ながらいろいろと観光することで、福島で生きるということを少しリアルに感じられたような気がしました。

 

そして、こうした状況は、前半に書いた「津波の被害」の一本松とは異なり、社会の一つの決断の結果、生じた「原発の被害」であるということはしっかりと心に刻んでおくべきことだと思いました。

 

 

最後に福島のリアルということでもう一個。

 

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「いかにんじん」

福島の郷土料理だそうです。いかとにんじんをあえた料理です(写真は食べかけです)。なんか気づいたらパクパク大量に食べていました。こういう小さい郷土料理を教えてもらえるのも友達の家に行く醍醐味みたいなところがありますよね。ごちそうさまです。

 

 

今回は会津の方などには行けなかったので、福島には学生のうちにまた来たいと思います。