19. 広島
人生初の広島。
原爆ドーム、平和記念資料館へ行ってきました。
原爆ドームでは偶然、原爆投下時のことを語るおばあさんの話を聞くことができました。とても具体的にわかりやすく話してくれたので引き込まれました。
話を聞くまでは、原爆ドーム付近の元安川を見て、ここにも身体が焼けて水を求めた人でいっぱいになったのかなと思っていました。
ですが実際は、原爆ドーム付近にいた人たちはほぼ全員、即死。
そのおばあさんの話を20人くらいの観光客が聴いていたのですが、こうして突っ立ている20人も全員即死したのだと想像すると、1発で死者20万人という数の異常さが実感できました。
平和記念資料館は想像通り重く、2時間ぐらいゆっくり見終わった頃にはぐったりしていました。遺留品など当時の様子を残す資料がたくさんありましたが、その一点一点に被害者の方の「実名」が記されていたのが印象的でした。
展示の最後の方に、広島市長による平成28年度の「平和宣言」の全文がプリントしてありました。
ここでは原爆を「絶対悪」と書いてあります。
自分はうがった見方なのかもしれませんが、どうして原爆は絶対悪なのかな、どうして戦争はいけないのかな、逆に、どうして原爆を必要とした人たちがいたのかな、どうして戦争を必要とした人たちがいたのかな、こういうことを知り、考え、理解しなければ、原爆が絶対悪であることを自分は納得できないのだろうなと思いました。
こういう難しい問題を「難しい」「社会は複雑」という言葉で片付けてしまわないで、広く情報を集め、根拠を持ってしっかりと判断できるような大人になりたいなと思いました。
ちょっと真面目っぽい感じになりましたが、今回は観光旅行です。広島観光といえば、そうです、宮島、厳島神社。
宮島につくとまず商店街で、そこら中いたるところ「かき」「カキ」「牡蠣」。
それも、焼きガキにカキフライ、カキ飯、カキ雑炊、カキ天ぷら、カキの串焼き…そして生ガキ。
とてもカキカキしい商店街でした。
あと、しゃもじもたくさん売っていました。
商店街を抜けると厳島神社
(大鳥居)
そしてその後、弥山(みせん)という山を登りました。
登山と思ってくれば、そこまでキツイわけではないですが、観光と思ってくるとかなりキツイ山でした。ホームページを見ればわかると思いますが、登りに来る方はしっかりと登山の準備をするべきだと思います。
(山頂より)
海に行くか山に行くかでもめている人たちがいたら、宮島というソリューションを提案してあげてください。
下山して、再び厳島神社のところへ来るとビックリ
(18:04)
(13:18 比較用)
「海が消えとる」
大鳥居まで歩いて行き、触ることができました。
海岸の階段とか、妙なポールとか、昼間ちょっと奇妙だなと思っていたものは、全部潮が引いたときのためのものだったんだと感動しました。
他にも広島城は展示がわかりやすくて勉強になりましたし、路面電車も乗れて興奮しました。
良い風景、うまい飯、戦争の歴史、旅の最後が広島でよかったです。